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アルファインの一夜

 すでに3ヶ月以上が経過してしまいましたが…

 6月17日、久しぶりに六本木のSMホテル・アルファインに行ってきました。
ご主人様と最初に店外でお会いした時以来ですから、かれこれ四年ぶり位でしょうか。

 六本木界隈にSMクラブ華やかなりし頃は、ホテル内に設置されたセキュリティーゆるゆるのレンタルロッカーまで借りて、最低でも月に2回は通っていましたが、5年間のブランク以降は全く足を運ばなくなっていました。

 それでも僕はこのホテルの持つ圧倒的なB級感と、滑稽なまでにおどろおどろしい非日常感が大好きなのです。
国際色豊かな大都市の裏通りにひっそりと建つ、悪趣味な建物のアンバランスさは、SMの背徳感を増幅させてくれる。
健全でオシャレなファッションホテルも悪くはないけれど、やはりSMには退廃的なムードが似つかわしい。

 初めてこのホテルの存在を知ったのは、小学 生の頃に親の目を盗んで観た、お色気番組のイレブンPMだったように記憶しています。 そう考えると、この魔窟のような建築物は、そろそろ築50年位にはなるのでしょうか? その強烈なインパクトは美芸会の存在と共に僕のマゾヒズムに多大な影響を与えてくれました。

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 7月は耐震補強工事の為に1ヶ月間休業したようですが、外観も設備も自然な感じで寂れてきていて、返ってリアルにダンジョンや拷問部屋の雰囲気を醸し出しています。

 僕が初めてアルファインを利用したのは、当時六本木に開店したばかりのRというSMクラブのオーナーの指示でした。 ここはのちに老舗に成長した有名店ですが、当時のオーナーだった中年男性は、とにかく胡散臭い人物でした。

 彼が某SM誌の読者欄に「この度“女王様の会”を発足させたので、奴隷を志願するM男性を募集します」というようなメッセージを載せて、僕はそれに応募したのでした。 早速返ってきた返信には、「奴隷としての適性があるかどうか、当会と提携しているSMクラブの女王様がたの入会審査を受けて頂きます」と書かれていました。

 今思えばこの時点で気づくべきでしたが、世間知らずの若造だった僕は、女王様の個人奴隷になれるチャンスとばかり、審査代と称するプレイ料金2万円也を支払って入会を志願したのでした。

 その際、審査会場に指定されたのがアルファインだったのです。

 審査と言ってもその日の参加者は僕だけで、合否の結果を告げられる事もなく、その後もこの会からは一切連絡はありませんでした。 僕はオーナーが、開店したばかりのSMクラブRを軌道に乗せるために、架空の会をでっち上げて客寄せの手段に使ったのだと考えています。

 この時、アルファインに派遣されてきた女王様はフィリピン人の女性でした。
片言の日本語による聞き取れない言葉責めだけでも相当萎えましたが、SMのスキルもにわか仕込みのお粗末なもので、頭数を揃えるために雇われたのが見え見えでした。
適性のない女王様に、奴隷の適性審査をされる僕って一体…(>_<)
その日、僕のマゾヒズムのスイッチはとうとう一度も入らず終いでした。

 実はこのオーナーとはその後、もう一度だけ会う機会がありました。

 初対面の時に、趣味で描いたFEMDOM画を5枚ほど持参して彼に見せていたのですが、その後「君の絵はマニアに売れると思うから是非サンプルを描いて欲しい」と依頼があったのです。 僕はオーナーの注文通りに、ふくよかな女性がM男性を責めているサンプル画を描いて、六本木の事務所まで持参しました。

 その時、奴隷の会のその後の活動に関して尋ねてみましたが、曖昧な返事が返ってきただけでした。
僕はそれ以上問い詰めるのはやめました。

 その時は確か2万円程の謝礼を貰い「絵が売れればちょっとした小遣い稼ぎになるかもしれないな…」と気を良くし、他の作品も彼に預けて帰りました。

 しかし、オーナーからはその後、絵の依頼は一度もありませんでしたし、預けた画稿も返却されませんでした。

 ところが、それからだいぶ経ったある時、僕は別のSMクラブの事務所で預けた絵のうちの一枚と再開する事になります。
絵は綺麗に額装されて、マンションの一室の廊下に飾られていました。

 あのオーナーが、そのSMクラブのママの事を「あれは俺の女だよ」と言っていたのですが、彼女かどうかは別として、どうやら知り合いであった事だけは真実のようでした。
彼は僕が描いたFEMDOM画を、承諾も得ずに勝手にママに譲ったようでした。

 アルファインでの最初の思い出はそんな苦いものでしたが、僕はこのホテルの雰囲気だけはすっかり気に入ってしまい、その後何度となく足を運んだものでした。

 1人90分のコースで3人の女王様に入れ替わり立ち替わりプレイしてもらったり、一般のS女性5人を相手に3時間に渡る集団リンチまがいのプレイをしてもらったり、無茶なお金の使い方をした事もありました。

 仕事を終えて夜間に利用する時は必ず宿泊しました。 プレイを終えた後、開放感に浸り、SMビデオを観ながら1人ベッドで飲む缶ビールの味は格別でした。 でも翌朝、非日常的空間を後にして、通勤の人々の群れとすれ違う事で、途端に詫びしい現実に引き戻されました。

 アルファインは僕を初め、SMを愛する人達の心のオアシスだと思います。

 さて、話がだいぶ脱線してしまいましたが、話題を6月17日の件に戻します。
その日、僕は、ご主人様に初めてオールナイトでご調教をして頂く為に、四年ぶりのアルファインを訪れたのでした。

 薄暗い拷問部屋で、逆さ吊りにされて、意識が遠のくまで一本鞭で打ちすえられたい。 奴隷の餌や飲み水として、ご主人様の排泄物を全て賜りたい。 厳しいご調教を受けた後、檻の中に繋がれて、痛みに疼く自らの身体を抱きしめながら一夜を明かしたい。

 そして何よりも、ご主人様のお側で、一晩同じ時を過ごしたい。
僕はご主人様の元で、奴隷として飼われるという、非日常体験を味わってみたかったのです。

 そんな長年の夢が叶うのは、もしかしたら、この日が最初で最後のチャンスになるかもしれない。
僕はご主人様のご都合に合わせて仕事のスケジュールを調整し、体調を万全に整えてその日に臨みました。

 アルファインは価格帯によって部屋の広さや設備の充実度が全く違います。
AランクからCランクまで分けるとしたら、Cランクは完全にビギナー向けで、一般のラブホとさして変わらない広さの室内に、簡素な拘束具が設置してあるだけです。 僕はこれまでAランクの部屋が塞がっていて、やむなくBランクの部屋を利用した事はありましたが、Cランクの部屋には一度も入った事がありませんでした。 わざわざアルファインまで赴くのならば、高額を支払ってでも広くて充実したAランクの部屋を利用したい。
 ところが…

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 当日は土曜日だった事もあってか、僕が到着した21時過ぎにはすでに、檻のある部屋もAランクの部屋も全て塞がっていました。
宿泊のチェックインは22時からで、部屋を選べるのは21時45分頃からですが、その時点で空いていたBランクの部屋も残すところあと僅かだったのです。

 受け付けの女性によると、その夜、Aランクの部屋に休憩で入ったカップルは2組。 ただし1組は入ったばかりで、もう1組も延長を繰り返していて、いつ退室するかは全く予想がつかないという事でした。

他のAランクの客は休憩で入った後、宿泊に切り替えたのでしょうか? お金持ちには敵いません(>_<)
僕はAランクの部屋の宿泊料金として、一泊35,000円の予算を用意していました。


 広い部屋が空くのを待つか、それとも現状で一番いい部屋に入った方がいいのか… そうこう悩んでいるうちにも次々と変態カップル達が訪れます。 僕は追い立てられるように、Bランクの「奴隷市場」と言う部屋に入る事にしました。

 この時、ご主人様はまだお友達と新宿でお食事中でした。

 部屋に入ってからご主人様に連絡して事の経緯を伝えると、「せっかくムギの願望を叶える為の特別な日なのだから、広いお部屋が空くまで待ってみたら?」と仰います。

 「私は朝まで寝ないで始発で帰るのでも大丈夫だから…」と優しいお心遣い。 ご主人様は当初、ご自分は寝起きが悪いので、調教は夜中のうちに全て終わらせてしまって、朝はゆっくり寝ていたいと仰っていたのです。

 檻の中で寝るのが無理だとしても、せめてご主人様がお休みになられているベッドの下で拘束されて眠りたいというのが僕の願望でした。 しかし、一睡もされないでご帰宅されるとなると、昼間のご調教を深夜の時間帯にずらしただけという事になってしまいます。

 どうしよう…ここはキャンセル料を支払ってでも部屋が空くのを待つべきか…
それともこの部屋で3時頃までご調教して頂いて、あとはチェックアウトまでごゆっくりとお休み頂くか…

 かように悩むほど、AランクとBランクの部屋では大きな差があるのです。

一応受付に相談してみたところ、たとえ深夜まで待ってもいい結果に結びつくとは限らないと言われました。 確かにその通りです。 下手をすればもっとグレードの低い部屋になってしまう可能性さえあるのです。

僕は自分のツキの無さを呪いながら、Aランクの部屋を断念しました。

そうと決まれば気持ちを切り替えて、この部屋でご調教に集中する以外ありません。 どうでもいいような事に思えるかもしれませんが、マゾヒストは自己の妄想や願望に執拗なこだわりを見せる事があるのです。

 この日、僕は、二間あるAランクの広い空間で、首輪を付けて引き回されたり、馬にされたり、檻の中で眠る事を夢想していたのです。 残念ながらその夢は潰えました。

 午後10時半を回った頃、ご主人様がお出ましになられました。 凶々しい拷問部屋には似つかわしくない、ご主人様の清楚な美貌に加え、今夜は匂い立つような色香が特段映えてさらに眩く光り輝いて見えます。

 ご主人様と出会って7年目を迎えましたが、考えてみれば、夜にご調教を受けさせて頂くのは初めての事でした。 いつもと違った印象を受けたのは、そのせいかもしれません。

いつだったか、ご主人様が 「ムギは私に地獄へ連れて行かれるのが大好きだよね」 と仰っていた事を思い出します。 そう、今宵、僕は死神ではなく、目の前の天使に地獄へといざなわれていくのです。

 跪いてご挨拶を終えると、ご主人様のお手によって畜奴に相応しい姿へと堕として頂きます。 先端に尻尾の付いたアナルプラグをねじ込んで頂くだけで、僕のマゾヒズムのスイッチは全開となり、呼吸は荒く、目は虚ろになります。

 その後、変形椅子に開脚状態で拘束され、1年半ぶりの剃毛をして頂きました。 ハサミで大雑把に切って頂いた後、安全カミソリで剃り上げて頂きます。 

 ハサミをお使いになられている際、お手元が狂われて、僕の陰嚢の皮膚を切ってしまったのはご愛嬌。 数日前に、ハサミを所持していた男性が銃刀法違反で逮捕されたというニュースを見て、刃渡り6.5センチの合法の物に買い替えたばかりなのです。切れ味も抜群だったのでしょう。 この男性は、警察官がハサミの柄から測った為の誤認逮捕だったようですが(>_<)

 無毛状態になった僕の 下腹部には、かつて線香やタバコの火で刻んで頂いた、ご主人様のお名前が、はっきりと判読できる状態で残っていました。 風呂に浸かるとピンク色に浮かび上がってくるご主人様のお名前がなんとも愛おしいのです。
このお名前の焼印も久しぶりにメンテナンスを施して頂きました。火先が肌に触れる度に口から呻き声が漏れてしまいます。
少し時間が経つとご主人様のお名前の形にみるみると火脹れていきました。

 ご主人様以外の女王様とプレイをしていた頃は、傷痕が残ると一刻も早く消えて欲しいと思ったものですが、今はもっともっと身体にご主人様の奴隷の証しが欲しいという願望がもたげてきます。

 儀式が終わると、念願だった逆さ吊りに寄る鞭打ちや蝋燭責めが執り行われます。

 蝋燭の炎の揺らめきが、ご主人様の慈愛に満ちた優しいお顔を歪め、妖しい魅力を惹き出してくれます。 照明を最大限にしてもなお仄暗い室内には、何か魔物が宿っているのかもしれません。

 ご主人様は奴隷が苦しむほどに目を輝かせ、執拗に局部を責め苛まれます。 もちろん、低温ロウソクなどではなく、パーティ用のスパイラルの物をご使用になられます。 無毛なので、蝋涙を剥がすのは造作もない事です。 剥がしては垂らされ、剥がしては垂らされているうちに、僕のペニスの先端は感覚を失っていくどころか、ますます研ぎ澄まされていくのです。

 ようやく一息つかれると、新たに支配下に参入されたビアンM女さんに、調教の様子を写メで送られているご様子。

 LINEの返信をご覧になって「フフ…ムギさんのご無事を祈っています、だって…」と、お口の端を歪めながら微笑まれます。 いや、無事で済むはずはないですから…

 ラブホより天井も高く空間も広い為、一本鞭も思い切り振り被る事ができます。 天井の滑車に吊られ、普段より厳しい鞭打ちを全身に受けながら、僕はM女性のように咽び泣いていました。

 このホテルが放つ独特な雰囲気は、被虐心だけではなく、責める側の加虐心にも作用するのでしょうか。 鞭から解放された時、僕は床に平伏して肩で息をしていました。

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 めくるめく甘美な時間はあっという間に過ぎていき、いよいよご調教の締めくくりです。

 男に生まれた罪深さを贖う為に、男性の象徴に108つのお灸を据えて頂くのです。 この男性器への懲罰は、言わば、僕のマゾヒズムの原点とも言えるものです。
女性を虐げてきた男達の業を一身に受けて贖罪する事が、マゾヒストとして生まれた僕に与えられた運命だと考えています。

 僕は宇宙遊泳と呼ばれる拷問具に両手足を張り付けられ、無防備になった股間を晒します。

 ご主人様は可憐な指先で艾を摘んでは、手慣れた様子で丸め、ワセリンを薄く塗った僕の局部に貼り付けていかれます。 10個ほど貼りつけられては次々と点火を繰り返されます。 ジリジリと皮膚を焼き焦がす瞬間は10秒ほどですが、三つ四つと連続で火をつけられるので全て燃え尽きるまで苦痛が止む事はありません。

 歯を食いしばって堪えようとしても、堪え切れるものではありません。 僕が本気で泣き喚いて許しを乞うても、一旦始められたら責めの手を緩められる事はないのです。

 ところが…
なんだかご主人様のご様子が少し変です。 艾の山に線香の火を淡々と移しながら、ほとんどお言葉を発しません。
見ると、とても眠そうなでご様子で、時折意識が遠のいているようです。 赤ちゃんがご飯を口に運びながら、ウツラウツラしているようなあの感じにソックリなのです。

 ここのところ、配下のM男とのトラブルやプライベートでのお悩み事で相当お疲れのご様子だったので、睡魔が襲ってきたのかもしれません。

 やはり無理をして部屋が空くのを待たなくて正解でした。 ご主人様は徹夜が可能な状態ではなかったのです。

 ご調教に4時間程かかりましたので、深夜の3時を回った頃でしょうか。 そろそろご調教の終演が近づいてきたようです。
局部が艾の燃えカスで真っ黒になった頃、僕は解放されました。 憑き物が落ちたという表現がピッタリと当てはまるのが、この瞬間です。

 お酒でも飲みながらしみじみとこの解放感に浸っていたかったのですが、ご主人様のお疲れがピークに達しているご様子なのでそうもいきません。 ご主人様にはベッドでゆっくりとお休み頂いて、僕は床で寝かせて頂く事になりました。

 棒の両端に枷がついた拘束具に四肢を拘束され、自由に身動きできずに冷たく硬い床に寝るのは結構辛かったですが、奴隷にはもっとも相応しい気がしました。

 ご主人様は「環境が変わると寝つけない気がする。 明日の朝は物凄く不機嫌な私を見られるかも…」と脅されます。 僕も、素でご機嫌斜めのご主人様は拝見したくありません(>_<)

 ところが、照明を落とすと、まもなくご主人様は眠りにつかれたようでした。 やはり相当にお疲れなのでしょう。 微かな寝息が聞こえてきます。

 僕の方は興奮して中々寝つく事ができません。

 それに僕はイビキが酷いので、ご主人様の安眠を妨げるのではないかと気が気ではありませんでした。 睡眠中でも浅い意識の時は、自分のイビキが自覚できるほどなのです。 僕は拘束された状態で音を立てないように、忍び足で玄関のたたきへと移動しました。

そこならご主人様を起こす事もなく、安心して寝られると思ったのですが、今度はホテルの従業員の話し声が耳について眠れません。 うつらうつらしては目を覚ます状態を繰り返していた時、ご主人様からお声をかけられました。

「ムギー、どこー?」

 僕は、再びお部屋の方へと戻りました。
たたきでは大の字になる事も出来ませんし、どうせ朝まで眠れないならご主人様のお側にいたかったのです。 ところが、今度は僕の方も床に横になるとすぐに眠りに落ちてしまい、そのまま朝まで目を覚ます事はありませんでした。

 気がつくと午前9時を回ったところでした。

 そろそろ帰り支度を始めなければなりません。 程なくお目覚めになられたご主人様は、特にご機嫌が悪そうなご様子もなく普段通りでした。 お化粧を落としても全く変わらない大きな眼を眠そうに瞬いているのがお可愛らしい。

 アルファインでの一夜は、僕にとってかけがえのない思い出になりました。

 当日はご主人様のお腹の具合も悪く、お見えになってすぐに排便はトイレで済まされていましたので、終日便器願望も、檻で一夜を明かす願望も叶いませんでした。 しかし、これほどまで長い時間ご主人様とご一緒する事ができて、お側で眠ることが出来たのはとても幸せでした。

 当初思い描いていたヤプーズマーケットのような厳しい監禁調教のようにはなりませんでしたが、いずれまたチャンスも巡ってくる事でしょう。

 就寝前に後片づけを済ませていたので、ご主人様が身支度を終えられると速やかにチェックアウトする事が出来ました。

 仄暗い異空間を出ると、外は爽やかな朝でした。
 

oh, what a beautiful morning‼︎


 かつて、理想の女王様を探し求めて彷徨っていた頃は、プレイを終えて帰る道すがら、現実に引き戻され、なんとも言えぬ空虚感に襲われたものですが、ご主人様の奴隷にして頂いてからはそれがなくなりました。

 人通りのない静かな通りをご主人様とご一緒に歩きながら、僕は奴隷の幸せを噛み締めていました。


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おみ足奴隷

 ご主人様のご命令で、初めておみ足の爪にペディキュアを塗らせて頂きました。

 ささやかながらもご主人様のご美貌に貢献できる事に、奴隷の歓びを感じます。

 ベッドに腰掛けて寛がれているご主人様の前に跪いてお履物をお脱がせし、まずは両手でおみ足を恭しくお抱えします。

 美しく並んだ指先に映えるピンク色の爪の眩しいこと!

 神の作りたもうた珠玉の造形物にあえて人工的な美しさを施す必要はないとは思うのですが、これも美に対して貪欲な若い女性のおしゃれの一環なのでしょう。


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 左手でご主人様のおみ足を支え、右手に刷毛を持ってはみ出さないよう、ムラにならないようにと気遣いながら一本ずつ丁寧にペディキュアを施していきました。

 細かい作業は割と得意な方ですが、刷毛をつまむ指先が緊張で微かに震えます。

 なにぶんにも女性のおみ足の爪にペディキュアを塗るなどという甘美な行為は、生まれて初めての経験ですから中々上手く塗れません。

 「大丈夫。 乾けばムラは目立たなくなるから…」とご主人様が優しいお言葉をかけて下さいます。


 “ああ、これってなんだか谷崎潤一郎の描く世界観みたいだな…”

 そんな事を考えながら、かつて肉体的受苦しか受け付けなかった己の偏狭なマゾヒズムに思いを巡らせます。

 ハードマゾを気取り、毎回自分が望むプレイばかりを女王様に事細かく指示し、肉体的苦痛を与えられる事のみがマゾヒズムの醍醐味だと思い込んでいたあの頃。

 ご主人様と巡り会わなかったら、こんな甘美な味わいは露ほども知らず、偏ったマゾヒズム観を持ったままで生涯を終えていた事でしょう。

 最近の僕はご主人様のおみ足を洗浄させて頂いたり、マッサージを施させて頂いたり、種々の貢物や贈答品を献上させて頂いたり、お食事やショッピングのお供をさせて頂いたり、ささやかながらもご主人様に尽くす事に無上の幸福感を感じているのです。


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 ああ!この美しいお方の為に、微力ながらもお役に立てる奴隷になりたい!

 大切な方に尽くす歓びを知ると、自己のちっぽけな欲望なんて消し飛んでしまう。

 心から崇拝できる女王様が目の前に現れて下されば、マゾヒストは“変わる”事ができるのです。

 いや、実はこれこそが女性支配の真髄であり、僕が無意識のうちに探し求めていた理想の主従関係なのかもしれません。


 「おみ足って可愛い言い方だよね」とご主人様。

 確かに情緒ある日本語独特の敬語表現ですが、ご主人様のような可憐な女性の足にこそふさわしい呼び方だと思います。

 
 僕はご主人様のおみ足が大好きです。

 清潔感があって無味無臭に近いので、フェティシズム的には物足りない感もありますが、その上品な形状や触れさせて頂いた時の温かく柔らかな感触は絶品です。

 目の前にあるとそっと口づけたい誘惑に駆られますが、奴隷の唾液で穢すのは畏れ多い高貴な存在です。

 ましてそのおみ足先で顔面やペニスを弄って欲しいだなんて口が裂けても言えません。

 ただただひれ伏して、芸術品のように鑑賞させて頂くだけで幸せなのです。


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 女性の足を愛でるという行為には、なぜだか変態っぽい響きがあるようです。

 人体の中でも不浄とされている部位に愛情を感じる事は、禁忌で堕落した行為なのでしょうか?

 
 ならば僕にとって最もふさわしいのは、ご主人様のおみ足の奴隷としてお仕えする事でしょう。

 以前、おみ足裏のケアをさせて頂いた際にヤスリで角質を削り過ぎてしまい、お怪我を負わせてしまった事がありました。 罰としてジャリジャリとしたお靴の裏を舐めさせられて、それはそれでやたらと興奮してしまいましたが、おみ足には二度と触れさせて頂けないかもしれないと絶望的な気分に陥った事を思い出します。

 幸いその後はお許しを頂き、今では再びおみ足のケアを仰せつかっております。

 ご主人様のおみ足を隅々まで洗浄し、タップリとクリームを擦り込ませて頂き、ペディキュアまで塗らせて頂けるという栄誉を授かっているのです。

 こんな幸せな事があるでしょうか⁉︎

 
 一本鞭で打ちのめされる歓び、男性機能を管理される歓び、全てを捧げ奴隷契約を締結する歓び、お名前を刻まれて所有物となる歓び、これらは全てご主人様が僕に教えて下さった事です。

 そして今また、主の為に尽くす歓び

 
 僕は半年ほど前に、ご調教時における男性としての性的快楽は一切放棄しました。

 奴隷が主人に性的なサービスを求める事は、リアルな主従関係にはそぐわないと判断したからです。


 「SMが好きであればあるほど接客業としてのSMに悩む…」と、ご主人様は仰いました。

 悩みに悩んだ末、SMクラブをお辞めになられたのだと思います。

 
 その事が何を意味するのか、僕なりの答えを出した時、僕とご主人様の関係は劇的に変わりました。

 
 僕は自らの下半身の奴隷ではなく、これからもご主人様の奴隷であり続けたいと切に願っています。

 神のように崇める女性をお支えし、尽くす事は奴隷として最大の歓びです。

 しかし僕の奴隷修行はまだ始まったばかり。

 これからもご主人様を仰ぎ見ながら、長い道のりを歩んでいきたいと思います。


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平伏して待つ

 前回のご調教での出来事です。

 調教開始時間の3時間前にホテルに入った僕は、部屋でご主人様をお迎えする為の準備に余念がありませんでした。

 テーブルには拷問用の道具類を整然と並べ、鞭打ちの為に広めのスペースを確保し、ルーム内の設備を利用して全身を拘束する為の簡易磔台を作ります。 通常はこれらの作業に3、40分程かかるのです。

 その後、ご主人様に失礼の無いようにトイレや歯磨き等を済ませ、1時間かけてゆっくりと入浴し身体の隅々まで念入りに洗浄します。

 冬の肌は乾燥して敏感になっているせいか、普段より鞭の痛みに耐えられない事があります。
すぐに音を上げてしまっては、ご主人様のサディズムを満たして差し上げる事ができません。
そんな時の為にサウナで、凍てついた身体を芯から温めておく事も重要です。

 全ての準備が整ったら、ご主人様にメールでお部屋番号を伝え、玄関先に平伏してお出でになるまでの間お待ちします。

 ホーマーさんが、責め待ち時と呼ぶ厳粛な時間が流れます。
厳しいご調教に向けた心の準備を整えながら、ご主人様をお待ちするのもまた、奴隷の僕にとってこの上無い至福の時間なのです。

 ところが…


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 入浴しようとお湯を張って人心地ついていた時、ご主人様からメールが届いている事に気がつきました。

 それは、ご体調が優れない為、"調教日を明日に変更できないか?”というご相談のメールでした。
ご主人様は、僕がギリギリ家を出たか、あるいはまだ家にいる頃かと思っていらっしゃったようです。

 なんてお返事したらいいのだろう?…軽いパニック状態に陥る僕。

 ご主人様のご体調を慮りながらも、気分は完全に調教モードに入っていた為、正直に現在の状況をお伝えしました。


 すると、“多少遅れるかもしれないけれど頑張って行く”というお返事が返ってきたのです。

 僕は少し安堵しましたが、浴槽に浸かって冷静さを取り戻すと徐々に後悔の念に駆られ始めました。

 奴隷にとって最も大切な方が、お加減が悪いと仰ってわざわざメールを下さっているのに、自分はなぜすぐさま「今日はキャンセルして下さい」と伝えなかったのだろう…

 慌てて「今日はキャンセルにして下さい」とメールをするも、時すでに遅く、ご主人様からは「今、地元の駅に着いたところ」との知らせが入りました。

 しかも「テンションが下がるような事を言ってゴメンね」と僕の事を気遣って下さっています…

 奴隷としての未熟さを露呈してしまった自分に自己嫌悪。

 僕は申し訳ない気持ちで一杯になりながら、玄関先でご主人様のお出でになるのをお待ちしていました。

 ご主人様は遅れる事なく予定時間ピッタリにお見えになりましたが、そのお顔色は予想以上に青白く、憔悴されているご様子がありありと見てとれました。

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 伺うと、昨夜はひどくご体調を崩し、嘔吐までされたのだとか。
ところが、夜中には回復の兆しが見えた為、ご調教をキャンセルしないまま朝を迎えられたのだそうです。
しかし、今朝から再びひどい腹痛にみまわれ、止むを得ず僕にメールを下さったという事でした。

 自分の欲望を優先し、体調が悪いご主人様に大変なご無理をさせてしまった…
僕は一体なんて事をしてしまったのだろう!?  後悔の念は増すばかりです。

 ご主人様の奴隷として決意を新たにしたばかりなのに、これではSMクラブのお客さんだった頃と全く変わっていないではないか!?

 この上は、ご主人様のご気分が回復されるまでお休み頂くしかありません。

 僕はご主人様に「よろしければマッサージをさせて下さい。 ご回復されるまでごゆっくりとお休みになって下さいませ」と申し出ました。

 ご主人様からご快諾を頂き、僕はベッドの上に横たわったご主人様のご回復を祈念しながら丁寧にお身体を揉みほぐし始めました。
 40分ほどマッサージをしていると会話が途絶え、スースーと微かな寝息が聴こえてきました。
僕はさらに20分位ソフトにお揉みして、ソッとお顔を覗き込むと天使のように安らかなお顔でお眠りになっています。

 M客には絶対に見せた事がないであろう、その美しい寝顔に見惚れながら僕はホッと胸を撫で下ろしました。

 これ以上、マッサージを続けていたらご主人様がお目を覚まされてしまうかも…

 僕はご主人様を起こさないように、お足元の方から静かにベッドを降りると、形良く並んだご主人様の両のおみ足にそっと頬を寄せてみました。 するとどういうわけか、両目に涙が滲んできます。

 いつも明るくてにこやかでご健康そうなイメージしかないご主人様が、辛いお顔をされ僕の前で弱みを見せて下さっている…

 僕はご主人様のお身体に布団をお掛けして、お脱ぎになられた靴を揃えると、ベッドの傍らに正座しました。 すると、頭と掌が自然と床に着き、平伏す格好になったのです。

 SMクラブの意図的な放置プレイは苦手な僕でしたが、女主人様の傍らで祈りながらご回復をお待ちするのは奴隷の務めのような気がしました。

 “どうか、1秒でも早くお元気になって下さい!”

 僕はご主人様がお目を覚まさないように気配を殺し、長い間その場に平伏していました。

 どれくらい経ったのでしょうか…
 徐々に襲いくる膝の痛みや足の痺れ、そして喉の渇き。
  尿意も催し、それも限界が近づいてきました。

 トイレ位は行っても構わないだろうか?…
いやいや、今、音を立てたりしたら、ご主人様の安眠が妨げられてしまう。

 以前、ご主人様が他のM男と徹夜でお酒を飲まれ、二日酔いのような状態でご調教に来られた事がありました。 その時もご気分の優れないご主人様のお身体をマッサージさせて頂き、少しの間お休み頂きました。

 SMクラブでは決してお見せにならないご主人様の自然体に触れて感激はしたものの、翌日にご調教を控えたご主人様を明け方まで連れ回したM男の身勝手さには憤慨したものでした。

 あの時はどこかに、ご主人様に早くお目覚め頂きたいという思いがあったのでしょう。
音が立つのも憚らず、トイレに立ち、シャワーを使ったような記憶があります。

 それを考えると、今の自分は奴隷として成長を遂げたような気がしなくもありません。
いや、しかし、ご気分の悪いご主人様に配慮ができなかった時点で“奴隷失格”です。

 膝を折り曲げ、頭を床に着けて身動ぎもせずに同じ姿勢を保っているだけで、1時間も経過する頃には相当身体が辛くなってきました。 まるで修行か拷問のようです。

 しかし、この日の僕はご主人様が自然とお目覚めになるまで、4時間でも5時間でも平伏してお待ちする覚悟でした。

 布団の擦れる音が聞こえる度に「ご主人様、どうかまだお目覚めにならないで、ごゆっくりとお休みになっていて下さい」と念じていました。

 “僕がこの苦痛に耐えきる事で、ご主人様の苦痛が少しでも和らぐのだ!”
 “これはお加減の悪いご主人様にご無理をさせた奴隷への懲罰でもあるのだ‼︎”


 ところが…
 そんな思いが頭を巡り始めると、どういうわけか僕は次第に呼吸が荒くなり、下半身が反応してきてしまったのです。

 ハアハアハァ…と、自分の耳にもはっきりと苦しそうな息遣いが聞こえます。

 “マズイ!このままではご主人様が目を覚まされてしまう!!”

 見ると、半勃起状態の先端からヌラヌラといやらしい液が滲み出て床を汚しているではありませんか!

 “不敬者め! お前はご主人様が苦しんでおられるのに、何を悦んでいるんだ!?”

 しかし正直に告白すると、この時、僕はこれまでに味わった事のない快感に包まれていたのです。

  自らを犠牲にして主人に忠誠を示そうとする、自己の奴隷らしい姿に陶酔していたのかもしれません。

 もちろんそれは自己満足にしか過ぎませんが、僕はご主人様のお手を煩わせる事なくマゾヒズムを刺激されていたのです。

 かつては肉体的な責めにしか反応しなかった僕のマゾヒズムが、ご主人様の奴隷にして頂いてから大きく変貌を遂げ、精神的領域にまで拡がってきています。
 単純だった構造が、どんどん複雑化しているのが自分自身でもわかるのです。

 この時、目覚めた快感も新たな領域の一つなのでしょう。

 僕は目を硬く閉じ歯を食いしばって、しばらくの間、苦痛や煩悩と戦っていました。

 しかし、その気配を感じ取られたのか、間もなく頭上から布団を退かす音と共にご主人様のお声が聞こえてきました。

 「ごめんねムギ!私、寝ちゃった…」

  僕は恐る恐る頭を上げました。
半身を起こされて僕の顔を見つめているご主人様は、お休みになられている間、奴隷がずっと床で平伏していた事には気がつかれていないご様子でした。

 この時、ご主人様がお部屋にいらしてから2時間半が経過していました。

 僕の中で、ご主人様が少しお元気になられて良かったという思いと、もう少しこの快感を味わっていたかったという思いと、限界が近づいていたのでホッとした思いが綯い交ぜになっていました。

 
 いつもと変わらぬ笑顔もこぼれ、僕は心の底から安堵しました。

 
そして…ご調教開始。

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 僕は、ご主人様が病魔を振り払うかのごとく激しく打ち付けられる一本鞭に必死に耐えながら「今、僕はご主人様にご無理をさせてしまった罰を受けているのだ!」 「2度と同じ過ちを繰り返さないためにも、もっともっと厳しいお仕置きをして下さい!」と心の中で叫んでいたのでした。

 ご主人様は「今回寝てしまった分、次回は調教時間を延長するね!」と仰って下さいましたが、それはご辞退させて頂きました。

 ご主人様がお休みになっていた間も、僕は奴隷としてのご調教をしっかりと受けていたのですから。

 後日、その事をご主人様にお伝えすると「思いがけず新たな調教が出来てよかった!」とお喜び頂きました。

 そして「私は誰かに甘えるのが苦手だから、ムギに甘えさせてもらって嬉しい!」と、もったいないお言葉まで下さったのです。


 大好きなご主人様。

 前回のご調教では奴隷としての配慮が欠けており、大変申し訳ございませんでした。
 今後はお加減が悪い時は、どうかご遠慮なくご調教をキャンセルして下さいませ。

 ご調教中にご気分が悪くなられた時も、奴隷の事はお気になさらず、ごゆっくりとお休みになって下さい。

 ご主人様がお元気になられるまで、奴隷として傍らで平伏して何時間でもお持ちしております。

 僕にとって、あなた様の存在だけが全てなのですから。


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奴隷記念日'16

 8月26日に奴隷契約三周年を迎え、少し遅れて29日にご主人様のご調教を受けてまいりました。
 

 8月は仕事のタイトなスケジュールに加え体調不良も重なった為、この日予定されていた奴隷の儀式は、ご主人様にお願いして次回に延期させて頂く事になりました。

 ご主人様もプライベートがご多忙でお疲れのご様子でしたし、儀式のご準備を頂くのに無理をお願いするわけにはいきません。

 僕の方も日を改めて万全の体調で臨みたいという思いもありました。

 そんなわけで、今回の奴隷記念日はご主人様とまったりとした時間を過ごさせて頂きました。

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 昨年末、奴隷にあるまじき行動をとった僕は、懲罰の鞭を覚悟していましたが、この日ご主人様は快楽の鞭を打って下さいました。

 10本の異なるタイプの鞭とケインを使い分け、絶妙のコントロールと強弱のバランスで僕の快感を引き出して下さいます。

 こんなにも心地よくなれる愛情深い鞭打ちは、僕の経験上ご主人様以外には打てません。

 過去に購入して、あまりの痛さに音を上げて長い間お蔵入りしていた凶悪な鞭達も、ご主人様の腕にかかれば甘美な快楽を引き出す魔法のアイテムに変身します。

 一本一本の鞭の特性を生かし、その魅力を最大限に引き出す技は絶妙です。

 軽快でリズミカルな痛み、重くて体の芯までズンッと響く痛み、瞬間的でキレの良い痛み、次の一打まで余韻が残る痛み、焼火箸を当てられたような鋭い痛み…

 種々の痛みを味わいつつ感想を伝えると、ご主人様は「ムギは鞭のグルメだね」と仰って下さいました。  しかし、僕に言わせて頂けば、ご主人様が鞭の名シェフなのです。

 確かに、ひたすら刺激の強い痛みだけを求めているM男には、その違いは判別できないかもしれません。 激辛料理ばかり食べ続けて鈍磨してしまった味蕾では、本当に美味しいものは味わえないのです。

 僕はご主人様の鞭打ちでドライオーガズムのような境地を経験できるようになってきました。

 ご主人様も気持ちよくなって下さっているのがわかるので、それもとても嬉しいのです。

 たっぷりと鞭のフルコースを堪能させていただいた後は、ゆっくりとお礼のマッサージをさせて頂きました。

 ご主人様から与えられる痛みで快楽に浸る事も大きな歓びですが、最近では、おみ足を洗浄させて頂いたり、マッサージをさせて頂いたり、ささやかながらも、ご主人様のお役に立てる事に奴隷としての歓びを感じています。

  何よりご主人様のおそばで一緒の時を過ごせる事が、一番の幸福です。

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 奴隷契約一周年の記念日に頂いた奴隷の焼印は、頂いた直後こそご主人様のお名前がはっきりと刻まれていましたが、次第に長方形の痣のようになり、その後、文字が判読できないような状態になってしまいました。

 残念と言えば残念でしたが、僕にとってはご主人様に所有物として認めて頂いた事実が重要だったので、その瘢痕はとても愛おしく奴隷の誇りでもありました。

 ところが、月日が経つにつれて少しずつ周辺の痣のような部分が薄れてきて、うっすらとご主人様のお名前が浮かび上がり、それが徐々に鮮明になってきたのです。

 僕が少しずつご主人様の奴隷らしくなってきたので、それに合わせて奇跡が起きているのかもしれません。 ご主人様も、僕のお尻を見て喜んで下さっています。

 お尻の焼印が判読できなくなってしまって残念に思っていた矢先、ご主人様が僕の剃毛した下腹部に線香の火でお名前を刻んで下さいました。 毎回、調教に入る前に剃毛を済ませ、じっくりと皮膚が焼けるまでお線香の火を押し当てて下さっていたので、そちらはハッキリと文字が読み取れる痕になって残っています。

 朝霧リエ女王様の専属奴隷のように、ケロイド状に盛り上がった烙印ではありませんが、入浴すると下腹部に刻まれたご主人様のお名前がほんのりと赤く染まり、この上ない奴隷の歓びを感じる事ができます。

 あとはいずれ両の乳首に、ご主人様のイニシャルが入ったニップルピアスを着けたいなぁ…と希望しています。

 ピアスを着けるには僕の乳首は小さめなので、まずは時間をかけた乳首責めで肥大化させて下さるそうです。

 どんどん奴隷っぽくなっていく自分自身に興奮が止みません。

 
 奴隷って本当に素晴らしいですね!!


 僕はご主人様に認めて頂いた唯一の奴隷として、次回のご調教で必ずヤプーダムに昇りつめます!


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プライベート奴隷の至福

先日、2ヶ月ぶりとなるご主人様のご調教、及びお仕置きを受けて参りました。

 この度、僕の健康上の理由からご調教に間が空いてしまい、ご主人様にご心配やご迷惑をおかけしてしまいました。

 ご主人様と交わした奴隷契約書には“月に一回以上、6時間以上のご調教を受ける"奴隷の義務と、“身体を清潔に保ち健康に留意する”旨の条項が記載されています。

 一度に二つもの条項違反を犯した僕は、厳しいお仕置きを覚悟の上でご調教に臨みました。

 ところが、お久しぶりにお目にかかったご主人様のお顔色が冴えません。

 ホテルにご到着になられるとすぐに「mugi、トイレを使いたいんだけど。」と仰られました。 僕は即座に「ハイ、ご主人様。」とお答えし、仰向けに寝て大きく口を開きます。

 ご主人様は下着を降ろされると「夕べは夜中まで飲んでいたの。 だからちょっとヤバイのが出るかも」と笑顔で仰いました。
僕はすぐにお言葉の意味を理解し、目を瞑ってその瞬間を待ちます。

 ヌルッとした大きな果実が口の中に落下すると、続けて長い塊が僕の舌を押しのけるように膨張し、やがて口から溢れ出します。 昨晩、大量に摂取されたと思われるお酒が、その果実を軟らかくまろやかに熟成させたようです。

 僕はゆっくりと口を動かし、その溢れ出た物を全て口中に収めました。
しかし、口を閉じたものの到底一気に飲み込めるような量ではありません。


 「くさぁい…」とご主人様は、笑みを浮かべたままのお顔を少しだけ しかめられました。

 ところが実際にはご主人様の果実はほろ苦く芳醇な香りがして、全く嫌な味がしません。 嫌悪感や拒絶感は微塵も感じませんし、もちろん嘔吐感もありません。
これは僕にとって女神の恵んで下さった贈り物なのです。

 僕の舌先はその軟らかな果実の粘りの中に、微かにウィスキーのコク深い甘みを感じ取りました。

 ご主人様はとても腸がご健康なのでしょう。 排泄時にもガスを出されませんし、未消化の内容物もほとんど含まれていません。

 ご使用後はティッシュペーパーで丁寧にお尻を拭い、イタズラっぽい眼差しで僕の顔を覗き込み微笑まれます。

 その天使のような笑顔を仰ぎ見て、僕は生きている幸せを噛み締めていました。

 自分はもったいなくも、この“目も眩むような美しい女性の人間便器”として使用される為に、この世に生まれてきたのだ! !︎

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 ご主人様の生理的欲求に従って使用される、ご主人様専用の人間便器
それは予約した時間に合わせて 女王様が排泄を調整してくださる、SMクラブの聖水プレイ黄金プレイとは大きく異なります。

 女王様は渇きもないのに一日中ペット飲料を摂取して、聖水プレイに備えて下さっています。 また黄金プレイは、女王様の排泄のリズムを狂わせ便秘を誘発します。
どちらも女王様のお身体に極度の負担を強いる行為なのです。

 僕はご主人様のプライベート奴隷にして頂いてからは、全てご主人様の排泄の欲求に従ってご使用頂いています。

 しかし、これこそが本来“便器のあるべき姿”だと思います。
 
口から溢れんばかりの果実を、僕は少しずつ少しずつ喉を鳴らしながら嚥下していきました。 貞操帯が食い込んで痛いほど反応しているのを感じます。 

 眩暈がするような幸福感。 脳の芯からジリジリと痺れるような甘美な背徳感。

 ご主人様はお腹に溜まったものを出しきって人心地つかれたようです。
横たわったままの僕の顔面を足置き代りにして、遅い朝食を取られ始めました。

 「とってもお腹が空いてたの。お前の分は用意してあるから後であげるね。」
もったいないお言葉です。

 SMクラブに通っていた頃、“ご主人様がお食事をされている姿”を一度も拝見した事がありませんでした。 僕はいつもご主人様が出勤される午後一番に予約を取り、食料品を持参してご主人様が咀嚼した物を頂いていました。
ご主人様はお食事をしないまま、次のお客さんの元へと移動する事が多かったようです。

 僕は3時間以上のロングコースでしたし、その後もお食事が取れないとなると相当キツかった事と思います。
それなのに目の前でひとり ご馳走を頂いていた事をとても申し訳なく思います。

 今は、ご主人様のお好きな物をご用意頂いて、僕がお食事代を負担させて頂いています。
もちろん、ご主人様のお腹が空かれたタイミングでお食事を取られています。 僕はご主人様のお慈悲で、残り物咀嚼物、あるいは今回の様に排泄物を恵んで頂いていますが、お気が向かなければ、何も与えて頂けなくても仕方がない事だと思っています。 すべての決定権はご主人様にあるのですから。


 それにしても、この日のご主人様は随分とお疲れのようでした。 お酒はお強いと伺っていましたが、前夜の深酒がご体調に影響を及ぼしていたのは明らかでした。 明け方まで起きていられて寝不足気味とも仰っていました。

 僕はいつもご調教の際に、女神様のお身体をマッサージさせて頂ける光栄に浴しています。

 普段はご調教の後半でご主人様のご命令があってから始めるのですが、今日は早い時間帯に僕の方から「少しお揉みしましょうか?」とお尋ねしました。
するとすぐに「お願い!」というお返事が返ってきました。

 ご主人様からはいつも「mugiのマッサージはとても気持ちがいい!」とお褒めに与っているのです。
 
 過去に交際した女性達によくマッサージ奉仕をしてあげていた事が、お役に立っているようです。
自己流ではありますが、女性の柔らかい身体に触れて心を込めて揉みほぐすのがとても好きなのです。

 また、自分も凝り性なので“どこをどのように揉めば気持ちよくなれるのか”は感覚的に理解しています。

 ご主人様によると他の奴隷のものとは全く違う感触で、力加減も絶妙なのだそうです。 

  「mugiのマッサージがナンバー1だね」と言って頂いた事に誇りと喜びを感じています。

 僕は、ご主人様の玉体を汚さぬように念入りに手を洗った後、腰を屈めて遠慮がちな二足歩行でベッドへと向かいました。 手洗い後に、いつもの癖で床を四つん這いで移動し、ご主人様に叱られた事を思い出します。

 ご主人様はすでにガウンを纏い、枕に片頬をうずめてベッドの上に横たわっておられました。

マゾ男性を魅了し、屈服させ、跪かせる極限の美を備えた選ばれし女神。

 背中から腰にかけての女性らしいセクシーな流線。 形良いお尻の見事なまでの隆起
そのお身体は細すぎる事なく芸術的なバランスを保ち、神々しいまでに光り輝いています。

 ガウンの裾から伸びる美しい両のお脚の先には、かぐわしそうなおみ足が足裏を見せて並び、奴隷の魂を揺さぶります。


 僕は頬を寄せて口づけたい誘惑を払いのけ、正座して一礼し、マッサージを開始させて頂きました。

“我が頭上に君臨する女神”の玉体に触れさせて頂ける歓喜。

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 いつもはご主人様と楽しく会話をさせて頂きながらお揉みさせて頂くのですが、この日は「少しお休み下さい」と申し上げて、話しかけないように黙々と揉み続けていました。

 形よく揃ったおみ足の指先から始め、足裏、ふくらはぎ、太ももと丁寧に揉みあげていきます。 

 そしてお尻、腰から背中にかけては指先と拇指球を使いわけながら、ゆっくりと揉みほぐします。 

 肩甲骨周辺のトリガーポイントは、特に念入りに時間をかけて行いました。 肩、首の付け根、後頭部は指圧と揉みほぐしを交互に行い、その後 柔らかな腕、お手へと移動していきます。

 最初は力を入れて揉んでいましたが、やがてご主人様がお眠りになられたのを確認して、身体を掌でさするようにしながらリンパに溜まった老廃物を取り除くように努めました。 足裏にある睡眠不足のツボや手・頭部の二日酔いのツボも指圧で念入りに刺激しました。

 初めて拝見させて頂くご主人様の寝顔は天使のようにお可愛らしく、うつ伏せたまま身じろぎもせず、寝息さえも立てずに静かにお休みになられています。

 静寂に包まれた部屋で僕はひたすらマッサージを続けながらも、その美しい寝姿に視線を奪われていました。

 1時間ほどした頃、ご主人様が微かにお目を開いて「ずっとやっていたの?」と問いかけられます。 僕が「ハイ」とお返事をすると「スゴイねー! 起こしてくれてもよかったのに…」と仰って、まもなくまた心地よい夢の世界へと落ちていかれました。

 僕はご主人様のお身体を揉みほぐしながら、リアルな奴隷の喜びを感じていました。
僕に心を許して下さり、美しい寝顔を見せてくださっているご主人様に感謝しながら指先に心を込めてお揉みしました。

 ご主人様がここまで自然体で接してくださるのは、僕を真の奴隷として認めて下さっているからに他ならないと思います。

 全身を揉み終えると再び足先からマッサージを繰り返します。 気がつくと1時間半ほどが経過していました。 3巡めを終えたところで尿意を催したため、僕はご主人様を起こさないようにそっと床を這いながらトイレへと向かいました。

 ところがシャワーを使って出てくるとすでにご主人様はお目覚めになられ、お着替えをされていました。
そして「ゴメンね。寝ちゃった。悪いドミナだね。」と茶目っ気のある笑顔で照れたように仰いました。

“とんでもございません!”

こうして、お仕えするドミナの自然体に触れることができるのは、プライベート奴隷にのみ与えられた特権だと思うのです。 SMクラブでは到底味わう事はできません。

睡眠欲、食欲、排泄欲は生命を維持する為に必要不可欠な生理的欲求です。

ドミナはご自身の欲求にありのままに振る舞うのは当然で、奴隷はドミナの行動やご意志に背くことなくそれに従うだけです。
 主従関係の真の醍醐味はまさにそこにあるのだと思います。

 マッサージの効果があったのでしょうか、すっかりお元気になられたご主人様はこの後、僕に厳しいご調教無慈悲なお仕置きを下す事をお忘れになりませんでした。

 不死鳥のように蘇ったご主人様とは逆に、厳しい責めに体力を奪われ、泣き叫び疲れた僕はドンドンと憔悴していったのでありました。

ご主人様、先日は至福のお時間を過ごさせて頂き、mugiはとても幸せでした。
本当にありがとうございました!


(当ブログで使用している画像は、大半が実際の調教とは関係のないイメージ写真です。)

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奴隷の烙印

2013年8月26日。

  その日、僕はご主人様の足下に跪き、奴隷として自らの生涯を捧げる誓いを立てました。
それは長いM人生で、初めて女性に隷従する喜びを知った瞬間でもありました。

  ご主人様の前で奴隷契約書の条項を一つずつ読み上げ、署名し、ぺニスの血印をもって契約を遵守する事を誓約しました。  ご主人様も可憐な唇にルージュを引き、キスマークで捺印して下さいました。

こうして僕は美しき支配者様と奴隷契約を締結し、主従関係を結んだのです。

  そして先日、ちょうど奴隷契約一周年を迎えるその記念すべき日に、ご主人様のお手によって奴隷の証しを身体に刻み込んで頂きました。

“SMプレイではなく よりリアルな主従関係を築きたい”という僕の真摯な願いを叶えて下さったのです。

  烙印は右臀部やや上方に、ご主人様のお名前を電気式の焼きゴテで焼き付けて頂きました。
晴れてご主人様の所有物になれた僕は、感激を抑えることが出来ず嗚咽しました。

「嬉しい? 私の名前が入った奴隷はお前だけだよ。」
 
 優しくお言葉をかけて下さるご主人様。

 「はい、言葉に表せないほどの喜びです!」

 「私もお前みたいなハードな奴隷を手に入れられて本当に嬉しいよ。」
 
 僕はフトンに顔をうずめ、奴隷の幸せを噛み締めていました。

 この一ヶ月の間、緊張と興奮期待と不安が交錯し、仕事もろくに手に付かない様な状態が続いていました。

僕の頭の中は、毎日四六時中ご主人様の事ばかり…

 遡ること2週間ほど前、ご注文して頂いていた焼印が出来上がってきた際に、ご主人様から写メを送って頂きました。 画像には焼きゴテと共に、印字サンプルとしてご主人様のお名前が焼き付けられた木片が写っていました。

 黒々と焼き付けられた印字部分はクッキリと凹み、その周囲も茶色く焦げていて熱の凄まじさを物語っていました。

 これと同じものが自分の身体に押印される!

 そう考えた瞬間から頭の中に脳内麻薬物質がドクドクと溢れ、僕は日常から乖離し非日常の住人となったのです。

 現実感を失った模糊とした感覚が僕を包み込んでいました。 それでいて性的な興奮だけはMAXでした。 終始、ぺニスの先端からヌルヌルした液が出ていて、痛い位の朝勃ちで目が覚めることもありました。

 調教前日は興奮もピークに達していて、ほとんど眠れませんでした。
焼印を頂く前に6時間の厳しいご調教が控えているので、しっかりと睡眠を取っておきたかったのですが、不安を抱えたままホテルへと向かうことになってしまったのです。

 身体が小刻みに震える程緊張しているかと思えば、夢見心地でフワフワとした感覚が続いたりもしていました。 そんな僕とは対象的に、お部屋にお出でになられたご主人様はゆったりと落ち着かれ、いつもと変わりなく天使の様な笑顔をたたえていました。

“人体に焼印を押す”などという行為は、この上なく背徳的非日常的な事だと思われます。

 もちろんご主人様にとっても未知の経験であるわけですが、心配事は綺麗に残るかどうかというその一点だけで、不安も全く持たれていないご様子はとても頼もしく思えました。

 何よりもその瞬間をとてもお楽しみにされている事が伝わってきて、奴隷として嬉しくもありました。

 もちろん僕も念願だったお印を頂くのはとても楽しみでしたが、動画などで凄惨な光景も観ていただけに恐怖心を払拭できずにいました。
 ただ、一瞬の苦痛を越えた先には無常の喜びがある。 実行に至ったのはその思いの方が強かったからです。

「焼印、見てみる? 少し焼付けの練習しようか。」

 ご主人様がバッグの中から取り出されたそれは、半田ごての先にお名前を刻んだ印面が取り付けられただけのシンプルな物でした。 コンセントにプラグを差し込んで暫く放置します。

 そして印面に充分に熱が伝わった所で、ご持参された古いバラ鞭の房に何度も試し押しされます。
充てている時間によって細かい部分が掠れてしまったり、潰れてしまったりと微妙に印字の状態が変わりました。

 僕が焼印製作のサイトで調べた所では、1〜3秒位押し当てているのが、最も綺麗に押せる様でした。

 とあるMサイトに“焼印を綺麗に残す為には、あらかじめ皮膚の表面を氷で冷やしておくのがいい”と書かれていた事をご主人様にメールで伝えた事がありました。 

すると「冷やすのは焼印を押した後でね。押す前にキンキンに冷やしたらせっかくの熱さが味わえないでしょ?」とあえなく却下されてしまいました。 僕はご主人様のこのドSな所にとても魅かれているのです。 

 その日が近づくにつれ、怖気付くようになってしまった自分を恥じ入りました。 奴隷なのだから全てご主人様にお任せしよう。 前日になってようやく僕の覚悟が決まりました。

 当日のご調教はいつも以上に厳しいものでした。 

 完全服従モード奴隷の烙印を頂きたい。
 僕のそんな思いはご主人様にも伝わっていた様です。 しかし、その日僕はご主人様が驚かれる程の耐久力がありました。
 いつもなら逃げ惑う様な厳しい一本鞭の連打も歯を食いしばってしっかりと受け止める事ができました。
いつも以上に被虐願望が膨らんでいた事もありますが、やはり特別な日という思いも強かったのでしょう。
  無様な所はお見せしたくない! 奴隷としても一皮剥ける事が出来た様です。

 全てのご調教が滞りなく終わり、いよいよその瞬間が訪れました。

 厳しい鞭打ちが僕の不安を全て払い落としたかの様に、僕の心は自分でも意外な程落ち着いていました。

 最初は身動き出来ない様に梱包用のラップでぐるぐる巻きにされて、ベッドの上に横たわらされましたが、胸の圧迫感が強く苦しかった為にそれは外して頂きました。
 そしてあえて拘束のない状態で、その時を待ちました。 布団を掴み、ご主人様のご使用された生理用ナプキンを口に押し込んで頂き、さらに口枷を噛ませて頂きました。

 印面まで充分に熱が伝わった所でご主人様がお声をかけて下さいます。

 ご主人様が、お尻にアタリを付けるべく1~2センチ程の間近に焼ゴテの先端を近づけただけでその熱さが充分に伝わってきました。

 そしてほどなく儀式は終わりを遂げました。

 それは一瞬の出来事でしたが、僕に生涯忘れられない衝撃と感動をもたらしました。

 シュン!ジュウゥウゥ…
 自分の耳にもハッキリと肉が焼ける音が聴こえました。

 アァアアァア!!…

 こらえきれずに短い絶叫を上げましたが、想像していたほどの激痛は感じませんでした。
 事前のご調教で充分な脳内麻薬物質が分泌されていたからかもしれません。 直前にご主人様のお口から頂いたハイボールアルコールの聖水割なども効いていたのでしょう。


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 すぐにご主人様が氷嚢で患部を冷やして下さいました。
そして傷口のケアを一通り終えると、持参していた抗生物質鎮痛剤を服用しました。
 多少ジンジンとした痛みはありましたが、喜びと感動と大いなる幸福感が僕を包み込んでくれました。

 念願だった奴隷の烙印。 

 所有者であるご主人様のお名前を頂き、今僕は真の奴隷になれた充足感に満たされています。


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祭りの準備

ご主人様からお受けする月に一回の奴隷調教は、僕にとってかけがえのない大切な時間となっています。

もっと短い間隔でご調教を受けたいという思いもあります。 しかし、内容がハードなので傷が癒えるまでに相応の時間がかかることや、僕自身の欲求の高まりなどを考慮すると、今はこれがベストだと思っています。

 奴隷にして頂く以前は、毎回180分のストーリープレイをお願いしていました。 プレイ終了後は充実感開放感に加えて、ベッドから起き上がれないくらいの疲労感がありました。 完全燃焼して真っ白な灰になった気分です。 いつもホテルで2時間ほど休んでから帰宅していました。

 その当時、ご主人様も僕とのプレイは気合いが必要だし、終わるとクタクタになると仰っていました。 僕の要望に毎回、全力で応えて下さっていたのだと思います。

 現在はご主人様のご指示により、当時の倍のお時間を割いて頂くようになりましたが、それでもなぜか、いつもあっという間に終了し、常に時間が足りない感覚があります。
 
 ご主人様の真の奴隷として躾けて頂く為に、調教の項目も増え、一つの項目にかけて頂く時間もかなり長くなっているのです。 ご調教中は、終始笑顔を絶やさずに優しい口調で接して下さいますが、その内容はどんどん厳しいものになっています。
 
 鞭打ちなども随分とレベルアップされ、無制限に振るわれても全くお疲れのご様子はありません。 僕と出会うまでは一本鞭に触ったことすらなかった方なのです。 今はむしろ僕が早々に音を上げると「全然打ち足りない!」と叱責されてしまうほどです。 僕は時間を忘れて、無我夢中でご主人様について行ってるのだと思います。

 ご主人様も、時間を倍に増やしても僕と同様の感想を持たれているようで、いつも「あっという間だったね」とか「時間が足りなくて残念…」などと仰って下さいます。 これは奴隷の調教を楽しんで下さっているのだと思いますし、専属奴隷としてはとても光栄な事だと思っています。
 
 実際に「プライベートでくだらない雄とデートや食事をするより、奴隷と過ごす時間の方が楽しい」と大変ありがたいお言葉を頂いています。 ただし「これはお前を喜ばせる為に言うんじゃなくてプレッシャーを与えているのよ。わかったら私を充分楽しませてね!」と牽制されることも忘れられません(笑)

 僕は日常での射精管理もして頂いていますので、常にご主人様の支配下に置かれている気持ちでいます。

 連日、頭の中はご主人様への思いで一杯なのです。 専属奴隷にして頂く前はこれほどまでの思いはありませんでした。
 
 プレイと日常の区別はついていましたし、プレイ直前と当日以外は忘れている時間も結構ありました。 今はまさに身も心も支配されていると言った感じです。 このブログを始めてからは、さらに楽しい時間が増えて毎日が充実しています。

 ご調教は、ご主人様のご都合を優先しながら、僕のスケジュールと合う日を選んでお願いしています。 本当はご主人様の意のままに呼び出されて、否応無く鞭を振るわれることに憧れていますが、なかなかそうはいかないのが現実です。

 最近では月に一度、ご主人様の聖血を頂ける期間に調整して頂くことが多くなっています。

 ご調教の日程が決まると、次第に気持ちが高揚し始め、ソワソワと落ち着かなくなります。

 この気持ちの高まりのピークを調教当日に迎えることができれば、最高の満足感と充実感が得られるのです。
 
 もちろん体調管理やコンディションの調整も重要になってきます。 当日に歯痛やものもらいや寝違えで集中力を欠いた事もあります。 奴隷が体調不良では、ご主人様にご満足がいく調教をして頂けません。 これは厳しいお仕置きの対象となると思います。

 調教までの数日間は待ち遠しさも含めて、いろいろと妄想を楽しめる幸せな時間でもあります。 調教後の余韻も合わせると、一回のご調教で本当に長い間、幸福感に浸っていられるのです。

 調教日の前日は、いまだに緊張と興奮で眠れない事があります。ご主人様の事で頭の中が一杯になってしまうのです。貞操帯を着けて頂いているので、オナニーで紛らわすこともできず悶々とします。

 さて、そうこうしているうちに、いよいよご調教の当日を迎えることになります。
 
 この日はいつも、ご主人様とのお約束の2時間前までにはホテルに入るように心がけています。 

 ご主人様が鞭を自在に操れる様に、出来るだけ広い部屋を確保するのが、奴隷の最初の務めです。 部屋が狭いとご調教のモチベーションにも関わる大問題なのですが、宿泊客のチェックアウト前はいいお部屋が空いてない場合も多く、困りものです。

前回のご調教時は、テーブルを移動しないと鞭を振るうのも困難な狭い部屋しか空いていなくて、ご主人様に大変なご迷惑をおかけしてしまいました。 運が悪いのも全て奴隷の責任です。 狭い部屋しか確保できなかった時は、より厳しいお仕置きをお願いしたいところです。

 部屋が決まると、ご主人様がいらっしゃるまでに調教の準備を整えておきます。

 まず、確保できた部屋の内装に合わせて、柱や天井や梁、あるいは洗面所のドアなどを利用して両手吊りや磔台を作ります。 持参したロープや鎖や枷などを駆使して、奴隷を拘束する為の環境を作り上げるのです。 背中を鞭打たれる時にもご主人様の美しいお顔を拝めるように壁にはシート状のミラーを取り付けておきます。

 次に調教に必要な道具をテーブル狭しとズラリと並べます。 ご調教のメニューは全てご主人様がお決めになるので、この中から必要なものをチョイスされてご使用になります。

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写真のアイテムに加えてご主人様がお持ちになるハード鞭やペニスバンド、その他さまざまな拷問具が使用されます。

 調教用のアイテムもどんどん増えて、いつの間にか小型のキャリーバッグが一杯になってしまいました。

 こうして自分を責める拷問具や仕置き部屋を自らの手で準備するのはとても被虐的で興奮します。

 準備が全て整ったら体を清めるために風呂に入ります。 当然のことながら畜奴が人間様のクローゼットを使うことなどは許されません。 脱いだ衣服や下着、靴などはご主人様のお目を穢さぬように部屋の片隅の床に丸めておきます。

 真冬などは身体が冷え切っていて、肌が過敏になり、厳しい鞭打ちに耐えられない事があります。 熱いお湯に浸かってよく温まり、身体の芯からほぐしておくようにします。

 身体を清めたら、ご主人様にお部屋の番号をお伝えして、いよいよ玄関先でお出でになるのをお待ち致します。 ドアを解錠した後、全裸で平伏してお待ちするのですが、この時は緊張と興奮が最高潮に達していて、大抵床を汚い先走り汁で汚してしまいます。

 大体15分前後お待ちしていると、ドアの向こうからエレベーターの扉が開く音が聞こえ、ご主人様のお足音が近づいてくるのがわかります。 心臓が張り裂けそうなくらい興奮する瞬間です。

 そしてドアが開きにこやかな笑顔と共にご主人様が現れます。

 失礼のないように頭を床につけ、奴隷を調教するためにご足労頂いたお礼とご挨拶を致します。 一言ふたこと奴隷に声をかけられた後、「着いていらっしゃい!」とご主人様。 畜奴に堕ちた日から二足歩行は厳禁となっています。

僕はご主人様に導かれ四つん這いのまま、あとに続きます。

これから始まるであろう目眩く甘美で濃厚な時間に胸をときめかせながら…


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奴隷契約書

セヴェリーンが美しき未亡人ワンダとの間に取り交わした、彼女の奴隷となる為の契約書。

 それまで主従関係にはほとんど無関心だった僕でしたが、ご主人様の足元に跪き奴隷になることを許された瞬間から、この「毛皮を着たヴィーナス」の主人公に倣って、奴隷契約書を取り交わしたいと思うようになりました。 これまで200名以上のS女性とプレイを重ねてきて、ここまで思いつめたのは初めてでした。 また、かつてこれほど真摯な気持ちで女性と向かい合った事もありませんでした。

 もちろん現実社会において法的な有効性はありませんが、僕の奴隷としての決意とご主人様への絶対服従を誓い、二人の間で取り交わす約束事として書面にしたためておきたいと思ったのです。 SMクラブの客から真の奴隷へと堕ちて行くことを望んだ僕を、特別のものとして受け入れて下さったご主人様には感謝に堪えません。

 最初、ご主人様に何気ないそぶりで奴隷契約書についての提案をメールした時は、特に反応は頂けませんでした。 ところが次の調教時に用意しないで行くと、ご主人様から「今日は奴隷契約書は持ってきたの?」と聞かれたのです。 「用意してきませんでした」とお答えすると「どんな内容かとても楽しみにしていたのに…」と残念そうなお顔をされました。

(しまった!!ご主人様の方は受け入れて下さる準備が出来ていたのに…)
もう、こんなところからダメダメ奴隷な僕なのです。


 帰宅すると僕は早速、次回の調教に間に合うように奴隷契約書の草案を練り始めました。
 
 特殊な契約書なのですぐに使えるようなテンプレートやフォーマットの類はありません。
 僕はマゾッホと夫人の奴隷契約書や、ネット上で公開されている数少ないサンプルを参考にして、試行錯誤しながらも出来るだけオリジナルの条文を考えました。
 ご主人様の不利益になる事だけは一切書かない様に、この一点だけは特に配慮しました。
 
 草案が出来上がり、何度か修正や加筆を加えた上で、パソコンに条文を打ち込んでいく作業はとても興奮しました。
股間に手をやり、何度も作業を中断しつつ……僕の思いを込めた奴隷契約書が完成を見たのは次の調教日の前日でした。

 こうして全3枚 、全23条からなる奴隷契約書を2通分用意して僕は翌日のご調教に臨んだのです。

2013年8月26日、準備を整え調教場所のホテルへと向かう僕。
前夜も興奮して寝付かれなかった上、朝からソワソワしっぱなしで落ち着きません。 駅のトイレで、すでに、はしたなくもカウパー腺液が滲んでいることを確認しました。

どんだけ興奮してるんだよ!?俺

 ホテルでご主人様のご到着をお待ちしている間も、興奮と緊張で心臓は早鐘のように鳴っていました。 全裸で平伏している玄関先の床には、汚汁がポタポタと垂れています。

いや、受験や面接の時ですらこんなに緊張したことはありませんでした。

 程なくご主人様がご到着され、緊張でしどろもどろのご挨拶を済ませてお着替えを待つ僕。
ご主人様はこの日、新調したばかりのケインの試し打ちをとてもお楽しみにされているご様子です。

そして準備が整い、いよいよ奴隷契約を締結する瞬間が来ました。

「今日はいつもよりずっと興奮してるのね…おまえが私の物になる日だものね」
「さあ、おまえの契約書を私の前で読み上げなさい!」

 僕はベッドに腰掛けるご主人様の足下で正座し、契約書のもう一通を手渡してからゆっくりと条文を読み上げていきました。 緊張とは裏腹に一度もつっかえることもなく、意外なくらい滑らかに読み上げていくことが出来ました。
 自分の真剣な思いと願いがご主人様に伝わるように、ひたすら気持ちを込めて読み上げました。 また、今後の奴隷としての生活に思いを巡らせながら、言葉の重さを一つ一つ噛み締めていました。

 お手元の契約書をご覧になりながら、ひとつずつ条項を確認し頷かれるご主人様。
ご用意頂いた濃いめのルージュを可憐な唇に引かれます。

そして、全ての条項を読み終えて一息ついた僕の目を真剣な眼差しで見つめ、柔らかく微笑んで「本気ね?」と一言。

 僕は「はい!本気です!!」とお答えしなければいけないのに「頑張ります!」とトンチンカンなお返事をしてしまいました。 もう本当に自己嫌悪です。。。


 その後、お互いの意思を確認した上で、まずご主人様が2通分の契約書に署名してキスマークで押印して下さいました。続いて僕も署名。 震えることなく、しっかりとした字を書くことができたのでホッと胸を撫で下ろします。

 そして、ご主人様は真の奴隷になる為の証として、僕の下の毛をハサミとカミソリで全てお剃りになられます。

 僕は奴隷にして頂いた歓喜と初めての剃毛に興奮し、感極まって泣いていました。 ご主人様にお声をかけて頂きながらも泣きじゃくる僕。 丁寧に隅々まで剃って頂き、奴隷に相応しい幼児のようなツルツルの股間にして頂きました。

 僕は無防備な状態で全てをご主人様の前に晒し、恥ずかしさに身悶えていました。
プレイ慣れして長い事、羞恥心すら忘れていた僕にそれを思い起こさせて下さったのもご主人様でした。
何もかもが今まで出会ったS女性の方達とは違っていました。


 さて、いよいよ奴隷契約の儀式も最終段階を迎えました。 僕が2通の契約書に押印した時点で全てが完了し、僕は奴隷としての新たなスタートを切るのです。

 ご主人様は僕のペニスをその柔らかく美しい手で包み込まれます。

 そして…亀頭を貫く鋭い痛みと感触で僕は絶叫を上げました。 

呼吸も上手く出来ないくらい興奮している僕の横で、絞り出された真紅の液体にご主人様も興奮されているようです。 真っ赤に染まった僕の亀頭に契約書を押し当てるご主人様。

 こうして奴隷の亀頭を形どった血印が書面に押されて、僕は晴れてご主人様の所有物となったのでした。

dorei_keiyakusyo.jpg
契約事項に関してはご主人様と僕の特定秘密です(笑)

今後はSMプレイでは無く真の奴隷調教です。 僕はご主人様の奴隷としてどこに出しても恥ずかしくない様、一から躾け直して頂くのです。

 署名、捺印が終わると用意された真新しい貞操帯が僕の下半身に装着されました。
 
 今後、排泄時を除いてペニスに触れることは一切厳禁です。射精は調教時にご主人様のお慈悲でのみ許されます。
勝手に禁を破ると亀頭を縦に串刺し、尿道を2本にされる事に同意致しました。 これはご主人様が考えられた奴隷への罰則です。

こうして儀式は滞りなく終わり、ご主人様に身も心も支配された僕は奴隷としての第一歩を踏み出したのでした。

domina.jpg
プロフィール

mugi

Author:mugi
踏みつけられて、より強く丈夫に
育つムギの様でありなさいと
ご主人様が付けて下さった奴隷
名です。なんという素晴らしい
ネーミングセンス!
しかも音の響きも可愛らしい。
ビールが大好物の僕にピッタリ!
とても気に入っています(*^o^*)
馬派(苦痛)・犬派(奉仕)・豚派
(便器)全てのM性癖を持ち合わ
せたオールラウンダーな変態を
目指しています。

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